お疲れ様です。はらです。
デザインを本格的に始めて5年目になる30歳の男です。
趣味は映画鑑賞、読書、アイドル鑑賞です。
新しい場所での仕事が始まって、あっという間に一ヶ月が経ちました。今まで触れる事の無かった新しい物に触れることが出来て楽しい反面、新しい環境に慣れるまでは、やはり何かとしんどい物です。
日々の生活の中で挫けそうになった時、僕には決まって読む記事があります。
新R25に掲載された、「尻職人」の異名を持つグラビアアイドル・倉持由香さんのインタビュー記事です。これ、もう何回読んだか判んないくらい読んでるんですけど、毎回毎回新鮮に面白いし、めちゃくちゃ元気が貰えるんですよね。
成功はデザイン出来る
倉持さんって、物凄く苦労してるんです。詳しくは「是非上のリンクから記事を読んで下さい」っていう乱暴な事しか言えないんですけど(倉持さんの語り口で体感してほしいんですよホントに)、デビューから約9年間はなかなか芽が出ず、ネットカフェや事務所で暮らしながらお茶汲みしたりコピー取ったり先輩のカバン持ちしたりの毎日。。。「絶対見返してやるリスト」を作って生きていた彼女は、今やグラビアアイドルとして大成功し、高級タワーマンションに住んでいます。
倉持さんの記事の何が素晴らしいかというと、まず「彼女の成功の物語が気持ち良い」という所なんですが、彼女の成功物語は、奇跡の連続のシンデレラストーリーでは決してありません。その裏には緻密な思考と戦略、そして着実な行動があるんです。これにシビれるんですよマジで。
倉持由香という人は、「成功」をデザインしているんです。
デザイナーよ、倉持由香たれ
以前から「デザインなんて誰にでも出来る」等の記事でも書いている通り、デザインというのは、ある課題や目的に向けての思考や努力の過程であると僕は思っています。
倉持さんのインタビュー内での事例を挙げてみると、
●番組で目立ちたい → 番組のWEBサイトのサイドバーにあるツイッターの投稿欄に注目 → そこで目立つ為にかなりのハイペースで尻の写真を投稿。「尻職人」というキャッチコピーを自ら付ける → フォロワーが約7000人増える → 番組で応援してくれる人が増える
●グラビアアイドルとしてもっと活動を充実させたい → グラビア業界をもっと盛り上げよう → 「#グラドル自画撮り部」を付けて自画撮りツイート → 沢山のグラドルが同様のハッシュタグを使用 → この繋がりが巡り巡って雑誌の表紙を飾る
課題を見つけてからの、初手の発想がもう素晴らしいんですよね。こんな視野を持ちたいものです。
ちなみに自撮りツイートの話、当時のマネージャーには「自分を安売りしてることになるからやめなさい」と言われていたそう。そこで倉持さんが言ったのが、「小さくなってるパイを取り合ってもしょうがないから、まずはパイを大きくしないと」という考え。これ凄いですよね。SNSを通して個人での発信が容易で当たり前になった今の時代、この発想が出来るかどうかは、物凄い差を生みます。誰でも手軽に触れられる所でコンテンツの核心をガンガン発信していった方が、コンテンツその物に付いてくれるお客さんは多くなるんですよね。
ちなみにちなみに、ここで語られる「ピラミッド理論」という物があるんですけど、これが物凄い。もうね、詳細は倉持さんの記事を読んで下さい。えげつない説得力です。
また、記事の最後の方で語られる「ストーリーを作る」という事についての話も素晴らしいんですよね。デザインって、物作りって、単純に何かを作る所から始まる訳でも、そこで終わる訳でも無くて、物を作るに至るまでのクライアントやユーザーの思いとか、それを作った事で変わる世界や思いとか、そういうアレコレが絶対に存在している訳です。それがまずもう「ストーリー」なんですけど、デザインの力で、例えばどんな色を選んだか、どんなモチーフを選んだか、そういった部分で、元からあるストーリーを更に彩って強固な物にする事が出来るんですよね。今の時代のデザインが多くの人の心を揺さぶるには、この「ストーリーを作る」という力は、もはや必要不可欠な物になりつつあります。
いくつか挙げましたけど、これらはほんの一部です。持ち前のオタク気質を活かして、目標に対してとことん考えて、行動して、達成する。これがデザインでなくて、一体何なのか。倉持由香は、超優秀なデザイナーなんですよ。僕は、彼女のようなデザイナーでありたいと常々思っています。
他にもたくさん
倉持さんの記事、他にも面白い物がたっくさんあるんですよ。ぜひぜひ読んでみて下さい。読み応え十分なのにスルッと読めちゃいます。
どうですか?考え方、言葉の選び方、身体の使い方に至るまで、物凄くクリエイティブな人ですよね。彼女は、どんなに時代が変わっても自分をしっかりアップデートして常に第一線に立ち続けるでしょう。
さて、そんな倉持さん、何と来たる2019年4月27日に、初のビジネス書「グラビアアイドルの仕事論 打算と反骨のSNSプロデュース術」を発売します。
これからの時代を生きるクリエイター、その他の全ての人々のバイブルになるはずです。興味のある方は、ぜひ予約をしてみて下さい。
もちろん僕は、予約しましたよ。
ではでは、お疲れ様でした。
この記事を書いた人
- はら
- 外部ライター